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Hitachi

日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社

使いやすさで選んだ指静脈認証ATMでお客さま第一主義をさらに強化

キャッシュカードの安全性と利便性を向上させるために、銀行をはじめ各種金融機関での生体認証導入が相次いでいる。株式会社三井住友銀行(以下、三井住友銀行)は、2005年12月、指静脈認証による生体認証ICキャッシュカードのサービスを開始した。さらに2006年3月には、同行が運営するコンビニATM・@BΛNK端末約1,100台すべてを指静脈認証対応ATMに入れ替えた。日立オムロンターミナルソリューションズは、指静脈認証装置、ATM、窓口用の静脈パターン登録装置などの製品を提供するとともに、生体認証導入プロジェクトのまとめ役として、短期間での全国展開を強力に支援した。

使いやすくてわかりやすい。幅広いお客さまへの安全の提供を重視

株式会社 三井住友銀行
マスリテール事業部
リテール商品グループ
部長代理
松本 匡史氏

「お客さま第一主義」を掲げ、顧客のさまざまなニーズに迅速かつ的確に対応する銀行を目指してきた三井住友銀行。同行が、生体認証の導入を検討し始めたのは、2004年11月のことだ。
「重視したのはお客さまにとっての使いやすさです。一人でも多くのお客さまに、偽造や盗難の心配がない生体認証のメリットを理解していただき、利用していただくために、シンプルでわかりやすい技術を採用したいと考えました」と同行の松本氏は当時を振り返る。
日立オムロンターミナルソリューションズが提案する指静脈認証を採用したのは、認証精度の高さと認証スピードの速さを実現し、ATMに装着する認証装置がコンパクトであるなど、お客さまにとって使いやすい技術であることを評価したからだ。
2006年10月からは、全国1万3千台のATMでサービスを開始する郵便貯金と三井住友銀行の生体認証ICキャッシュカードが相互に利用できるようになり、2007年5月からは、提携先金融機関との相互利用サービスがさらに拡大する見込みである。
「1つの銀行で設置できる生体認証対応のATM台数はメガバンクでも数千台レベルですが、1万台を軽く超える郵便貯金ATMでも利用できるとなると、お客さまの利便性は格段に向上します。『利用できるATMが多い』ということは、生体認証ICキャッシュカードという安全性の高い商品を幅広いお客さまに利用していただくうえで非常に大切な要素だと考えています」と松本氏は強調する。

「am/pm」にあるコンビニATM・@BΛNK 1,100台すべてを生体認証に

「銀行ATMの決め手はスピードでした。ほんの数秒ずつ余分にかかっても、お客さまが並んでしまう結果になりますから、認証スピードが速いことを重視しました。一方、コンビニATMの決め手は装置のコンパクトさです。そして、どちらの視点でも、指静脈認証が優れていました」と伊藤氏は評価する。
三井住友銀行は、コンビニエンスストア「am/pm」の店頭に設置しているコンビニATM「@BΛNK」の端末約1,100台も運営しており、2006年3月に更新時期を迎えたのを機に、全台を生体認証対応ATMへと一気に入れ替えた。
「コンビニATMは、銀行ATMより12センチも幅が狭いうえに、ATMの奥や左右にゆとりがまったくありません。追加する認証装置には、コンパクトさが強く求められました」(伊藤氏)。
もともと日本のコンビニATMは、1999年3月に旧さくら銀行(現・三井住友銀行)がam/pmに設置したのが始まりである。三井住友銀行は、コンビニATMの重要性を早くから予見していたが、お客さまの「より便利に」という声をしっかりと受け止め、コンビニATMの生体認証対応にも先鞭をつけた。
「約1,100台のコンビニATM全台を一気に生体認証対応にするというやり方は、思い切った投資に見えるかもしれませんが、実は効率良い投資になっているのです。一旦ATMを設置した後に認証装置を追加するとなると、かえってコストがかかることを見越したうえでの決断です」と松本氏は付け加えた。

株式会社 三井住友銀行
マスリテール事業部
リテール商品グループ
伊藤 麻衣氏

導入プロジェクトにおいて中軸の役割を果たした日立オムロンターミナルソリューションズ

三井住友銀行は、2005年12月に生体認証サービスを開始するのにあたり、まず有人店舗約500ヵ所で合計約1,000台のATMを生体認証対応とし、さらに2006年3月には約1,100台のコンビニATMすべてを生体認証対応機に入替えた。指静脈認証の採用を決めた2005年2月から、短期間での大量導入プロジェクトを遂行したわけだが、このプロジェクトを計画通りに進める際に三井住友銀行を補佐したのが、日立オムロンターミナルソリューションズである。
「生体認証導入プロジェクトには、ATMメーカー、カードベンダー、システムインテグレータなど合計10社ぐらいが参画しました。ATMメーカーについては複数ベンダーを採用していますが、日立オムロンターミナルソリューションズは、そうした競合の垣根を越えてよく全体をとりまとめてくれました」と松本氏は評価する。指静脈認証装置、ATM、窓口用の静脈パターン登録装置など、信頼性の高い製品をタイムリーに供給するのはもちろんのこと、自社とか競合といったことに拘らず、三井住友銀行のこのプロジェクトを成功させることを第一義に考えた提案、助言に心をくだいたのである。
三井住友銀行は、2006年度中に、無人店舗を中心に、さらに約1,500台の生体認証対応のATMを設置する予定であり、これで同行約7,000台のATMのうち半数が生体認証対応となる。また引続き2007年度以降も、生体認証対応ATMの台数を増やし、お客さまの利便性向上につとめていく一方では、生体認証をセキュリティ向上の重要な技術の一つに位置付け、例えば本人確認の方法として、印鑑照合の代わりに生体認証を使うなど、利用範囲の拡大を検討している。セキュリティの向上と利便性の向上という、一見相反してしまいそうなお客さまの要望に対しても、三井住友銀行は「お客さま第一主義」に基づき、真摯に取組んでいく。

[USER PROFILE] 株式会社 三井住友銀行(2008年3月26日現在)

[ 本店 ] 東京都千代田区有楽町1-1-2
[ 設立 ] 1996年6月6日
[ 資本金 ] 6,650億円(単体)
[ 従業員数 ] 20,322人
[ 概要 ] 2001年、さくら銀行と住友銀行が合併して発足。2002年、持株会社である株式会社三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の子会社となる。国内有数の営業基盤と、有力グループ会社群による金融サービス提供力に強み。 「One's Next」をスローガンに掲げ、個人金融取引に注力。
[ URL ] www.smbc.co.jp

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